常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち」
第2部 芥川龍之介から中島敦まで

次回開催

日本が軍国主義を推し進め世界と対立、ついには崩壊へと至る関東大震災から敗戦まで――芥川龍之介の衝撃的な死に始まるこの激動の時代、それぞれの生き方、文学の道を選んで活躍した中島敦まで13人の作家をとりあげます。

*企画展と同時開催の時には、展示しない作家・作品があります。

展示紹介(リーフレットより) *は当館所蔵資料

第1部 夏目漱石から萩原朔太郎まで リーフレット

作家と神奈川との主な関連事項、ゆかりの作品

作家名 関連事項 ゆかり作品
芥川龍之介 鎌倉などに住み、横須賀の海軍機関学校での教師生活の傍ら創作に勤しむ。帰京後も湯河原などに静養。死の前年、鵠沼で療養生活。 『羅生門』「地獄変」「蜘蛛の糸」「蜜柑」「トロツコ」「保吉の手帳」「一塊の土」「悠々荘」「玄鶴山房」「蜃気楼」「歯車」「或阿呆の一生」
横光利一 葉山で妻を看病し、逗子で死別。 葉山で妻を看病し、逗子で死別。
川端康成 鎌倉で後半生を送り、ノーベル賞受賞の4年後、逗子の仕事場で自ら命を絶つ。鎌倉霊園に眠る。 「雪国」「乙女の港」「名人」「千羽鶴」「山の音」「美しい日本の私」
永井荷風 中学生のころ小田原の病院に転地療養。少年時代から逗子の別荘にたびたび滞在。 「地獄の花」「冷笑」
谷崎潤一郎 小田原、横浜に住み、鵠沼などにも滞在。箱根で関東大震災に遭う。最晩年に移り住んだ湯河原で死去。 「悪魔」「痴人の愛」「新々訳源氏物語」
岡本かの子 二子で幼少期を送る。鎌倉で関東大震災に遭う。 歌集『かろきねたみ』、「鶴は病みき」「川」「生々流転」
吉川英治 横浜に生まれ、実家の没落で波乱の少年時代を送る。 「江の島物語」「かんかん虫は唄ふ」「忘れ残りの記」
堀口大學 晩年30年間を葉山に送り、同地自宅で死去。鎌倉霊園に眠る。 詩集『夕の虹』『月かげの虹』『消えがての虹』
西脇順三郎 戦時中、鎌倉に一時疎開。 詩集『旅人かへらず』
中原中也 鎌倉で療養し同地で死去。 詩集『在りし日の歌』
小林秀雄 二十代末から終生、鎌倉に住む。墓所は鎌倉・東慶寺。 「私小説論」「ドストエフスキイの生活」「無常といふこと」「モオツァルト」「考へるヒント」「本居宣長」
堀 辰雄 逗子、鎌倉で新婚生活を送る。 「かげろふの日記」
中島 敦 横浜で8年間、教師生活の傍ら代表作を執筆。 「狼疾記」「かめれおん日記」「古譚」「光と風と夢」

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