特別展「没後50年 山本周五郎展」

特別展「没後50年 山本周五郎展」

               横浜・間門園で 1960年(昭和35)4月 撮影・秋山青磁

山本周五郎(1903~1967)は、「小説にはよき小説とよくない小説があるだけ」というゆるぎない信念のもと、あらゆる賞を拒んで、読者のため〈よき小説〉を書くことのみに生涯をささげました。市井の人びとのささやかな営み、道を究める者の苦悩、強くけなげな女性たちなど、それぞれの人生をひたむきに生きる人間の姿を鮮やかに描き出し、その心の動きを追求した作品は、世代を超えて愛され続けています。
当館では1991年(平成3)に「山本周五郎展」を開催して大変好評を得ました。そしてこの26年の間に多くの関連資料が寄贈され、充実したコレクションを収蔵するに至っています。
没後50年を機に開催する本展では、こうした新たな資料をまじえ、横浜を第二の故郷と呼んで愛した山本周五郎の生涯と、魅力あふれる作品の数々をあらためて紹介します。

【会期】
2017年(平成29)9月30日(土)~11月26日(日)
休館日は月曜日(10月9日は開館)
【開館時間】
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
【会場】
神奈川近代文学館第2・3展示室
【観覧料】
一般600円(400円)、65歳以上/20歳未満及び学生300円(200円)、高校生100円、中学生以下無料
*(  )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は無料(詳しくはお問い合わせください)
【編集委員】
清原康正
【主催】
県立神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会
【後援】
NHK横浜放送局、FMヨコハマ、神奈川新聞社、tvk(テレビ神奈川)
【協賛】
角川春樹事務所、新潮社、京浜急行電鉄、相模鉄道、東京急行電鉄、神奈川近代文学館を支援(サポート)する会
【広報協力】
KAAT 神奈川芸術劇場

関連行事 ※行事についての詳細は、催し物のページをご覧ください。

講談会

2017年10月7日(土) 山本周五郎原作「夕靄の中」、赤穂義士伝より「二度目の清書」 出演:神田蘭

講演会

2017年10月21日(土) 「山本周五郎と私」 講師:山本一力

講座

2017年10月28日(土) 「山本周五郎の魅力」 講師:清原康正

文芸映画を観る会

2017年11月2日(木)、3日(金・祝) 「無頼無法の徒 さぶ」

朗読とトーク

2017年11月12日(日) 山本周五郎作「おたふく」、トーク=「山本周五郎の妻」と横浜と 出演:五大路子
2017年11月23日(木・祝) 山本周五郎作「青べか物語」「季節のない街」 出演:戌井昭人

ギャラリートーク

会期中の毎週金曜日 14:00~ 参加無料・申込不要(要展示観覧料)
会場=展示館1階エントランスホール

お問い合わせ

公益財団法人神奈川文学振興会
231-0862 横浜市中区山手町110 県立神奈川近代文学館内
TEL045-622-6666  FAX045-623-4841

開催中の展覧会・近日開催の展覧会
常設展
これまでの展覧会