神奈川近代文学館

特別展
「帰って来た橋本治展」

イラストレーターとして活躍していた橋本治（1948－2019）は1977年（昭和52）、「桃尻娘」で作家デビューを果たします。女子高校生の話し言葉で若者が抱える社会への不満や悩みを描き、妊娠や同性愛といったテーマに切り込んで大きな衝撃を世間に与えました。その後も、小説執筆と併行し、恋愛と性、家族、時代を論じ、舞台やイベントの演出を行い、セーターの編み方を教え、古典を紐解くなど独自の追究法で各分野の再構築を行い、その成果として膨大な著作を残しました。当館では2019年（平成31）以降、自筆原稿と関連資料をご遺族、関係者から寄贈いただき、「橋本治文庫」として保存しています。本展は時代を先取りし、人間と人間の生きた時代を描き出そうとした作家の生涯を所蔵資料を中心に辿るものです。

会期：2024年3月30日（土）～6月2日（日）
編集委員：松家仁之(小説家）
開館時間：午前9時30分～午後5時（展示館入館は午後4時30分）
休館日：月曜日（4月29日、5月6日は開館）
観覧料：
一般…700円(500円)／65歳以上…350円(250円)／学生・20歳未満…350円(250円)／高校生…100円(100円)(カッコ内は20名以上の団体料金)
※中学生以下・身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者手帳、戦傷病者手帳の交付を受けている方、手帳もしくはミライロIDの提示で無料。その介助者（※2）の方も無料。（詳しくはお問い合わせください）
※2 原則として手帳の所持者の介助者1名まで。ただし、手帳の所持者1名に対して2名以上介助者が必要な場合は事前にご相談ください。
※3 感染予防のためご来館の際状況に応じてマスクの着用等にご協力をお願いする場合があります。（詳しくはお問い合わせください。）

戻る上へ