かなぶん連句会「ドラゴン退治の巻」
【選者】小島ゆかり(歌人)、辻原登(作家)、長谷川櫂(俳人)
【日時】2019年12月21日(土)13:30開始(13:00開場)*16:30終了予定
【会場】神奈川近代文学館 展示館2階ホール(定員220名)
入場無料
~ドラゴン退治の巻~ *当日完成の半歌仙(十八句)
神々も降りてみあぐるどんどかな 登(新年・春)
―雪降る、福井県勝山市の「左義長祭り」の巨大どんどを見物して。
年を寿(ことほ)ぎ雪は逆巻く 櫂(新年・春)
味噌汁に卵を落とす春の朝 ゆかり(春)
ドラゴン退治にいざ出陣 登(雑)
―味噌汁の中に龍の目を見て、登は姫を救出するため、死を賭しての冒険の旅に出る。
月光に囚はるる身を嘆くなり 櫂(秋・月)
サックスに酔ふ秋のジャズフェス ゆかり(秋)
少女らのまぶしき脚が葡萄踏む 一郎(秋)
単線に乗り通学していた 乃里子(雑)
待つ人のゐるうれしさよおでん鍋 幸子(冬)
向ひの犬のけたたましさよ 敬子(雑)
香港を大きくゆらすサングラス 一郎(夏)
焼け焦げている夢の残骸 甘酢(雑)
青空に宇宙ステーション周回し 貴稔(たかのり)(雑)
ぽつんと一軒ラーメン屋さん 乃里子(雑)
大漁旗かかげてもどる男衆 忠子(雑)
春満月を機上の窓に 敬子(春)
花の宴何はなくともワンチーム 哲男(春・花)
山笑う日の母の弁当 三枝(春)
主催:県立神奈川近代文学館、(公財)神奈川文学振興会
協力:東海大学文化社会学部文芸創作学科
後援:月刊『望星』
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