第7回 かなぶん連句会
「コロナ退散の巻」

かなぶん連句会 コロナ退散の巻

小島ゆかり・辻原登・長谷川櫂
【選者】小島ゆかり(歌人)、辻原登(作家)、長谷川櫂(俳人)

【日時】2020年12月13日(日)13:30開始(13:00開場)*16:30頃終了予定

【会場】神奈川近代文学館 展示館2階ホール

入場無料

~コロナ退散の巻~ *当日完成の半歌仙(十八句)

 南無金剛病魔退散白団扇        櫂(夏)
    パインまるごと買つてはみたが  ゆかり(夏)
 仮面割られ俺の正体露見する      登(雑)
      ――俺=JOKER
    バットマン飛ぶ秋の夕暮れ     櫂(秋)
 筋トレの窓にやさしい月が出て      ゆかり(秋・月)
    岸から岸へ枚方(ひらかた)の菊    登(秋)
      ――枚方宿と淀川の往事の賑わいを偲んで。
 ゴミ掃除おきばりやすと烏鳴き      酔山(雑)
    慌て飛び乗る反対列車        大樹(雑)
 七人中五人がさわる例のもの      乃里子(雑)
    きみの名前の金ペンダント      宏子(雑)
 ストレートパーマの髪の風にゆれ     陽子(雑)
    おやつだけ喰う買った柴犬      酔山(雑)
 枯葉唄うイヴ・モンタンになりきって   扇木(冬)
    教師くずれの父想い出す       太郎(雑)
 シネマにはタバコの煙たちこめて    久美子(雑)
    金閣寺にも春の雪舞う        滋(春)
 逝きし人心に描き花見酒          栗鼠子(春・花)
    女王のごとく春は去りゆく      久美子(春)

新型コロナウイルスの感染予防の取り組みについて
・当日は会場入口で検温を実施いたします。発熱、咳などの症状がある方には、ご参加をお断りさせていただく場合がございます。
・ご入場の際にはマスクの着用、手指の消毒にご協力ください。
その他の注意事項はお知らせに掲載してあります。ご来館前に必ずご参照ください。詳しくはお問い合わせください。

主催:県立神奈川近代文学館、(公財)神奈川文学振興会
後援:月刊『望星』

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お問い合わせ

公益財団法人神奈川文学振興会 総務課
231-0862 横浜市中区山手町110 県立神奈川近代文学館内
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