第9回 かなぶん連句会
「刈り刈りて夏草の巻」

【選者】小島ゆかり(歌人)、辻原登(作家)、長谷川櫂(俳人)
【日時】2022年10月29日(土)13:30開始(13:00開場)*16:30頃終了予定
【会場】神奈川近代文学館 展示館2階ホール(定員220名)
入場無料
~刈り刈りて夏草の巻~ *当日完成の半歌仙(十八句)
夏草や刈つても刈つても生えて来る | 登(夏) |
戦車を襲ふ黒山の蟻 | 櫂(夏) |
国境の夜空をわたる風はるか | ゆかり(雑) |
上善如水秋意尽くせり | 登(秋) |
丸々と夕顔の実も望月も | 櫂(秋・月) |
あらへうふらへう露のたましひ | ゆかり(秋) |
海荒れる夜のアネロイド気圧計 | 清之(雑) |
男前なるオコゼのひげに | 正(夏) |
最後まで追ったりしない恋の猫 | 理惠(春) |
春雷の夜慰謝料はらう | 登紀和 (春) |
この道を左に行けば月山に | 滋子 (雑) |
ウルトラマンはかすかに笑う | 登紀和(雑) |
向かいよりゴゴゴと来たりラッセル車 | 温峇 (冬) |
サイフ忘れて駅で足止め | 大樹 (雑) |
通り雨一眠りすれば青空へ | 凌久 (雑) |
ヨゥと言う右肩の毛虫 | 匠(夏) |
函館はジンギスカンの花見する | 木屑(春・花) |
バス停で待つすべての春を | 登紀和(春) |
主催:県立神奈川近代文学館、(公財)神奈川文学振興会
後援:月刊『望星』
※新型コロナウィルス感染予防のため、通常より定員を減らして開催する予定です。拡大状況により開催日時等を変更する場合があります。
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