第10回 かなぶん連句会
「太郎冠者の巻」

かなぶん連句会 太郎冠者の巻

小島ゆかり・辻原登・長谷川櫂
【選者】小島ゆかり(歌人)、辻原登(作家)、長谷川櫂(俳人)

【日時】2024年1月14日(日)13:30開始(13:00開場)*16:30頃終了予定

【会場】神奈川近代文学館 展示館2階ホール(定員200名〈うち投句90名、観覧110名〉)

入場無料

~太郎冠者の巻~ *当日完成の半歌仙(十八句)

花と舞へ君が得意の太郎冠者櫂(春・花)
   雪解のしづくたらりたらありゆかり(春)
上方に春風を売るはなしゐて登(春)
      *作者注 噺家=桂枝雀。枝雀の創作落語
       「春風屋」は傑作です。
   何もないから何もかもある櫂(雑)
三日月を喰はんと屋根にのぼる猫ゆかり(秋・月)
   ジャッカルの日フランスは秋登(秋)
総統選民の心へ鷹渡る庸子(秋)
   二人で分けるバナナ一本乃里子(夏・恋)
猿山につひに現はるメスのボス緑式部(雑)
   株価は今や絶頂にありアラン(雑)
夏休み終はりがないと思つてた球(夏)
   琵琶湖にかかる大いなる虹滋子(夏)
地酒選る自転車旅の若き人悠樹(雑)
   かじかむ指でミサンガをあむ町子(冬)
スーパーの柿裏返す占ひ師美恵子(秋)
   毛虫のやうに強く生きたい響乙(春)
花の宿ゆかりのひとと巻く歌仙木屑(春・花)
   春らんまんの戦なき空珠江(春)

主催:県立神奈川近代文学館、(公財)神奈川文学振興会
後援:月刊『望星』

ご来館の皆様へ
・入館前に手指の消毒をお願いします。
・発熱など、体調不良の方は入館をお控えくださるようお願いします。
・館内では大声での会話を控え、咳エチケット等の周囲の方へのご配慮をお願いします。
※当館主催イベントの会場内ではできるだけマスクを着用していただくようお願いします。

近日開催の催し物
これまでの催し物

お問い合わせ

公益財団法人神奈川文学振興会 総務課
231-0862 横浜市中区山手町110 県立神奈川近代文学館内
TEL : 045-622-6666  FAX : 045-623-4841
問い合わせフォーム ※イベントのご予約は【申込方法】に記載の申込フォームで受付けております。