神奈川近代文学館開館40周年記念企画
文学・どこへゆくのか 第Ⅱ期 作家が受け継ぐもの①

辻原登
撮影・森清

 長く文芸ジャーナリズムのなかにあって、現代文学の実情を見てきた湯川豊と尾崎真理子をナビゲーターとして、現代文学の展開をたどる連続企画。第Ⅱ期では、戦後文学の実相を追った第Ⅰ期を承けて、作家が文学の伝統から、何を、どのように受け継ぐのか、現代に生きる作家たちの言葉を通して、文学のゆくえを探ります。

【出演】辻原登(作家)
聞き手・ナビゲーター:湯川豊(文芸評論家)、尾崎真理子(文芸評論家)

【日時】2024年4月7日(日)14:00開演(13:30開場)

【会場】神奈川近代文学館 展示館2階ホール(定員220名・全席自由)

【料金】一般1,200円(友の会会員1,000円)
*未就学児の入場はご遠慮ください。
*お申し込みをいただいた方には、当日9:30から展示館1階ミュージアムショップで入場整理番号付きチケットを販売します。

〈出演者プロフィール〉
辻原登(つじはら・のぼる)……1945年、和歌山県生まれ。1990年「村の名前」で芥川賞を受賞。『翔べ麒麟』で読売文学賞、『遊動亭円木』で谷崎潤一郎賞、『枯葉の中の青い炎』で川端康成文学賞、『花はさくら木』で大佛次郎賞、『闇の奥』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。他に『許されざる者』、『韃靼の馬』、『冬の旅』、『隠し女小春』、『熱い読書冷たい読書』、『東京大学で世界文学を学ぶ』など著書多数。神奈川近代文学館館長。
湯川豊(ゆかわ・ゆたか)……1938年、新潟市生まれ。慶應義塾大学文学部卒業後、文藝春秋入社。「文學界」編集長、取締役・編集総局長などを経て2003年に退社。以後東海大学文学部教授、京都造形芸術大学教授など。編集者として大岡昇平、丸谷才一、須賀敦子など多くの作家を担当した。著書に『本のなかの旅』『夜の読書』『丸谷才一を読む』など。2009年刊行の『須賀敦子を読む』で読売文学賞を受賞。2019年には長編評論『大岡昇平の時代』を上梓した。
尾崎真理子(おざき・まりこ)……1959年、宮崎生まれ。青山学院大学文学部卒業後、読売新聞社入社。大江健三郎、谷川俊太郎らへのインタビューや評論執筆を行う。同社編集委員などを経て、2022年まで早稲田大学教授。著書に『現代日本の小説』、『大江健三郎 作家自身を語る』(大江氏との共著)など。『ひみつの王国 評伝 石井桃子』で芸術選奨文部科学大臣賞、同作品を含む執筆活動により日本記者クラブ賞、『大江健三郎の「義」』で読売文学賞受賞。神奈川文学振興会理事。

〈第Ⅱ期 日程〉
①辻原登 2024年4月7日(日)
②池澤夏樹 2024年4月27日(土) 詳細・申込はこちら
③小川洋子 2024年5月18日(土) 詳細・申込はこちら
④平野啓一郎 2024年6月16日(日) 詳細・申込はこちら

ご来館の皆様へ
・入館前に手指の消毒をお願いします。
・発熱など、体調不良の方は入館をお控えくださるようお願いします。
・館内では大声での会話を控え、咳エチケット等の周囲の方へのご配慮をお願いします。
※当館主催イベントの会場内ではできるだけマスクを着用していただくようお願いします。

主催:県立神奈川近代文学館、(公財)神奈川文学振興会

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公益財団法人神奈川文学振興会 総務課
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