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対談 西脇順三郎、未来言語の創出――『萩原VS西脇――二十世紀日本語詩の可能性』(野村喜和夫著)をめぐって

野村喜和夫、八木幹夫

 野村喜和夫氏の『萩原VS西脇―二十世紀日本語詩の可能性』は、西脇順三郎の詩の魅力を語ってあまりある。従来西脇の詩篇や詩の理論はその表層をなぞるだけの議論が多かったが、この書で語られている西脇は実に多くのユーモア、諧謔、ウィットに富む。あの萩原朔太郎の名詩集『月に吠える』をかつてゲラゲラ笑って読み、西脇はそこから新たな日本語詩を創出した。野村氏は朔太郎の詩「竹」(『月に吠える』)と西脇の「雨」(アンバルワリアーギリシャ的抒情詩)を比較し、西脇が萩原からの脱構築を図ったと見た。のみならず、その後さまざまな西脇の変容を分析する野村氏の詩人としての直感に共感した。今回私はこの著作をめぐって西脇順三郎の詩に肉迫できるよろこびを野村氏とともに感じている。(八木幹夫)

【出演】野村喜和夫(詩人)、八木幹夫(詩人)

〈出演者プロフィール〉
野村喜和夫(のむら・きわお)……1951年、埼玉生まれ。2012年『萩原朔太郎』『移動と律動と眩暈と』で鮎川信夫賞受賞。英訳詩集 Spectacle & Pigsty で 2012 Best Translated Book Award in Poetry (USA) を受賞。『薄明のサウダージ』で第38回現代詩人賞を受賞。静岡連詩の会でさばき手(まとめ役)を務める。

八木幹夫(やぎ・みきお)……1947年、神奈川生まれ。1995年『野菜畑のソクラテス』で現代詩花椿賞、芸術選奨文部大臣新人賞を受賞。評論に『渡し場にしゃがむ女―詩人西脇順三郎の魅力』。2018年10月より新川和江のあとを継いで産経新聞「朝の詩」の2代目選者を務める。神奈川文学振興会理事。

【日時】2026年7月4日(土)13:30開演(13:00開場)

【会場】神奈川近代文学館 展示館2階ホール(定員220名・全席自由)

【料金】一般1,300円(友の会会員1,000円)

※入場はチケットの整理番号順です。
*未就学児の入場はご遠慮ください。

【申込方法】*定員になり次第、販売を終了します。

(1)
神奈川近代文学館ミュージアムショップでのチケット購入…
来館時に直接ご購入ください。
(2)
ローソンチケットによるチケット購入…(Lコード 30062)
http://l-tike.com
・全国ローソン・ミニストップ店頭Loppi
※尚、ローソンチケットでは神奈川近代文学館友の会割引はございません。
(3)
神奈川近代文学館友の会会員に限り電話予約を受け付けます。
(Tel.045-622-6666 受付時間:開館日の午前9時30分~午後5時)

※チケットの再発行及び払い戻しはいたしません。予めご了承ください。

ご来館の皆様へ
・発熱など、体調不良の方は入館をお控えくださるようお願いします。
・館内では大声での会話を控え、咳エチケット等の周囲の方へのご配慮をお願いします。

主催:県立神奈川近代文学館、(公財)神奈川文学振興会

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