かなぶん連句会 歌仙で遊ぼう! 「ドローン、北京の空を飛ぶの巻」
第13回東海大学湘南連句/第327回「知のコスモス」

かなぶん連句会 ドローン、北京の空を飛ぶの巻

小島ゆかり・辻原登・長谷川櫂
【選者】小島ゆかり(歌人)、辻原登(作家)、長谷川櫂(俳人)

【日時】2016年10月23日(日)13:30開始(13:00開場)*16:40終了予定

【会場】神奈川近代文学館 展示館2階ホール(定員220名)

入場無料

~ドローン、北京の空を飛ぶの巻~ *当日完成の半歌仙(十八句)

 ドローンかな? 北京秋天筋違(すじかひ)に   登(秋)
    高梁(コーリャン)ばたけを月遁走す      櫂(秋・月)
 夜勤明けオータムジャンボ買ひに行き     ゆかり(秋)
    妻の名義のタックスヘイブン         登(雑)
 丸焼きの豚を包むにバナナの葉         櫂(夏)
    イケメンゴリラに逢ふ夏休み         ゆかり(夏)
 エスニックカラーのドレスひるがえり       温峇(雑)
      じゃあと言ってアイフォンを切る      穂璃(雑・恋)
 海底に眠りつづける海賊船            茜(雑)
    富士頂上に雪ふりしきる           忠子(冬)
 プーチンの国に怪僧ラスプーチン         俊彦(雑)
    鍛冶場に踊る天の一ツ目           響(雑)
 胸像の行き先のなき倒産後            宏子(雑)
    ただ寝転んで観る甲子園          栞里(夏)
 サッカー部ジャージの穴もそのままに      千(雑)
    新卒社員自(みずか)らを知る         好祝(春)
 花冷の駅でてんぷらそば啜る           一郎(春・花)
    善根宿に巻く半歌仙              俊彦(春)
    初孫を得て春は過ぎゆく           ひろし(春)   *挙句は二句選ばれました。

主催:県立神奈川近代文学館、(公財)神奈川文学振興会
共催:東海大学文学部文芸創作学科
後援:月刊『望星』

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