かなぶん連句会 「小脇に新書の巻」
第15回東海大学湘南連句/「知のコスモス」

かなぶん連句会

小島ゆかり・辻原登・長谷川櫂
【選者】小島ゆかり(歌人)、辻原登(作家)、長谷川櫂(俳人)

【日時】2018年12月16日(日)13:30開始(13:00開場)*16:40終了予定

【会場】神奈川近代文学館 展示館2階ホール(定員220名)

入場無料

~小脇に新書の巻~ *当日完成の半歌仙(十八句)

 セーターの小脇にはさむ新書かな      ゆかり(冬)
    冬の銀漢騎馬駆け下る          登(冬)
 火の島の火を噴く龍が迎へ撃つ       櫂(雑)
    思ひ出はるか秋のワイキキ       ゆかり(秋)
 シベリアに墓のある「月と不死」の作者   登(秋・月)
    けさ寒々とひびく銃声           櫂(秋)
 バゲットの香りかかえて交差点        三智子(雑)
    人間(ヒト)のふりしている宇宙人     登紀和(雑)
 水着着て人目しのんで川泳ぎ            陽子(夏)
    体育館裏五時二十分                    優子 (雑・恋)
 押し花のブックマークがひらり落つ       登紀和 (雑)
    昼の電車の優先席に           忠子(雑)
 イヤホンを外して窓の外を見る        ゆう子 (雑)
    海辺の街に雪降り止まず         優夏 (冬)
 本年のセイウチ狩りの記録保持、姉      しげる (雑)
    春の光をはじくブラウス           三智子(春)
 花の下バカボンの父居眠りし         忠子(春・花)
    頁閉じたる春の夕暮            清之(春)
    世界春めくこれでいいのだ        ゆう子(春)   *挙句は二句選ばれました。

主催:県立神奈川近代文学館、(公財)神奈川文学振興会
共催:東海大学文化社会学部文芸創作学科
後援:月刊『望星』

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