創刊101年記念展 永遠に「新青年」なるもの
――ミステリー・ファッション・スポーツ――

開催中

創刊101年記念展 永遠に「新青年」なるもの

「新青年」1933年10月号 表紙画・松野一夫 (c)Nagako Iwai 2020/JAA2000271

 江戸川乱歩「D坂の殺人事件」、小栗虫太郎「黒死館殺人事件」、夢野久作「押絵の奇蹟」、横溝正史「八つ墓村」……。日本ミステリー史上に燦然と輝く傑作の数々を生み出した雑誌「新青年」は、1920年(大正9)に創刊され、1950年(昭和25)までに400冊が刊行されました。創刊当初、「新青年」は地方の青年たちの啓発を目指した雑誌でしたが、歴代の編集者の手腕により、ミステリー・ファッション・スポーツの最先端を誌面に展開し、昭和初年には時代を牽引する雑誌へと躍進を遂げました。その精神は、現代の出版界にも大きな影響を与えています。
創刊101年を記念する本展では、「新青年」を舞台に活躍した作家たちの軌跡を約600点の資料によってたどり、日本の大衆文化史上に一時代を築いた「伝説の雑誌」に迫ります。

展覧会観覧の事前予約はこちらから
(感染予防対策を徹底するため、展覧会をご覧になる際には日時指定事前予約を必ずお願いいたします。)

【会期】
2021年3月20日(土・祝)~5月16日(日)
休館日:月曜日(5月3日は開館)
【開館時間】
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
【会場】
神奈川近代文学館第2・3展示室
【観覧料】
一般700円(500円)、65歳以上/20歳未満及び学生350円(250円)、高校生100円(100円)、中学生以下は無料
*( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者手帳、戦傷病者手帳の交付を受けている方は、手帳もしくは、ミライロIDの提示で無料(詳しくはお問い合わせください)にてご入場いただけます。事前の申請等は必要ありません。手帳の所持者及びその介助者(※2)の方は観覧料が無料となります。
 ※2 原則として手帳の所持者の介助者1名まで。ただし、手帳の所持者1名に対して2名以上介助者が必要な場合は事前にご相談ください。
【編集委員】
浜田雄介
【主催】
県立神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会
【協力】
成蹊大学図書館、二松学舎大学、立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター
【後援】
一般社団法人日本推理作家協会、NHK横浜放送局、FMヨコハマ、神奈川新聞社、tvk
【協賛】
河出書房新社、光文社、国書刊行会、筑摩書房、東京創元社、博文館新社、京急電鉄、相模鉄道、東急電鉄、横浜高速鉄道、神奈川近代文学館を支援(サポート)する会
【広報協力】
2019文豪ストレイドッグス製作委員会、KAAT 神奈川芸術劇場

*新型コロナウイルスの感染拡大状況により開催日時等を変更する場合があります。また、感染予防のためご来館の際にはマスクの着用などにご協力をお願いいたします。その他の注意事項はお知らせに掲載してあります。ご来館前に必ずご参照ください。詳しくはお問い合わせください。

展示資料紹介

横溝正史旧蔵の洋雑誌=複製を禁ず

横溝正史旧蔵の洋雑誌

表紙に「博文館編集部」と押印され、編集部内でも資料として活用された形跡がある。横溝は1927年~1928年に編集長をつとめた。二松学舎大学附属図書館蔵


江戸川乱歩「D坂の殺人事件」草稿=複製を禁ず

江戸川乱歩「D坂の殺人事件」草稿

定稿は「新青年」1925年1月号に発表。D坂の古本屋で起きた密室殺人の謎を素人探偵・明智小五郎が推理する、明智の初登場作品。立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター寄託資料

戦前の東京六大学野球ユニフォーム=複製を禁ず

戦前の東京六大学野球ユニフォーム

数々のスポーツが取り上げられたなかでも、学生野球は誌面の花形で、臨時増刊の「野球号」も刊行された。東京六大学野球連盟蔵

竹中英太郎画「江川蘭子」第4回挿絵原画=複製を禁ず

竹中英太郎画「江川蘭子」第4回挿絵原画
「新青年」1930年12月号に掲載

本作は乱歩、横溝、甲賀三郎、大下宇陀児、夢野久作、森下雨村の6名が書き継いだ連作小説。特異な生いたちの少女が、恐怖と表裏一体の快楽を求めて残虐な殺人遊戯に耽る。湯村の杜竹中英太郎記念館蔵

■主な出品資料(ゆかりの大学、各地の文学館、博物館、個人が所蔵する貴重資料約600を展示)

  • 江戸川乱歩「D坂の殺人事件」草稿  立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター寄託
  • 大下宇陀児「硝子の街」草稿  箕輪町郷土博物館蔵
  • 小栗虫太郎「黒死館殺人事件」原稿  世田谷文学館蔵
  • 小栗虫太郎「完全犯罪」原稿  成蹊大学図書館蔵
  • 木々高太郎「睡り人形」(「ねむり妻」)原稿  山梨県立文学館蔵
  • 甲賀三郎「失業二人男」草稿  個人蔵
  • 小酒井不木「犯罪文学研究」草稿  名古屋市蓬左文庫蔵
  • 谷崎潤一郎「武州公秘話」原稿  芦屋市谷崎潤一郎記念館蔵
  • 夢野久作「ドグラ・マグラ」草稿  福岡県立図書館寄託、九州大学附属図書館付設記録資料館寄託
  • 横溝正史「八つ墓村」原稿  二松学舎大学附属図書館蔵、世田谷文学館蔵
  • 「新青年」掲載挿絵原画(松野一夫、木村荘八、初山滋ほか)  個人蔵

※文学資料の他に「新青年」時代のモボ・モガのファッション・スポーツ資料を展示。

関連行事 ※行事についての詳細は、催し物のページをご覧ください。

記念朗読会

2021年4月17日(土) 「押絵と旅する男」(江戸川乱歩作) 出演:佐野史郎

記念講演会

2021年4月24日(土) 「私の好きな『新青年』の作家たち――乱歩、久作、十蘭」 講師:中条省平

記念トークイベント

2021年5月8日(土) 「『新青年』という運動体」 出演:芦辺拓、佐山一郎、浜田雄介

文芸映画を観る会

2021年5月1日(土)、2日(日) 「アッシャー家の末裔」(1928年 フランス)+「カリガリ博士」(1919年 ドイツ)

ギャラリートーク

会期中の毎週金曜日 14:00~ 参加無料・申込不要(要展示観覧料)
会場=展示館1階エントランスホール

「文豪ストレイドッグス」とのコラボ企画を実施します!

春河35先生の描き下ろしイラストを使用したオリジナル缶バッジやクリアファイルのプレゼント、コミックスの複製原画の展示などを行います。
詳細はこちらをご覧ください→文豪ストレイドッグス・「新青年」展コラボレーションのお知らせ(PDF)PDFファイルを開きます

お問い合わせ

公益財団法人神奈川文学振興会
231-0862 横浜市中区山手町110 県立神奈川近代文学館内
TEL045-622-6666 FAX045-623-4841

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