生誕100年 木下杢太郎展
若き日々、異国情調と江戸趣味を織り交ぜた絢爛たる南蛮詩をうたい上げ、北原白秋・吉井勇らと共に、日本初のサロン芸術運動「パンの会」を主宰した木下杢太郎こと医学博士太田正雄の60年の生涯をたどる。医学研究のかたわら詩歌、戯曲、小説、美術史研究、吉利支丹史研究などの各分野ですぐれた仕事をのこした杢太郎は、世界各地に旅をした文人画家、紀行文家でもある。館に寄贈された8600点の原稿類、書簡、書籍を中心に、さらに杢太郎自身とその友人木村荘八、高村光太郎、石井柏亭、児島喜久雄らの絵画を加えて構成される。特に「百花譜」は特別のコーナーを設けて展示。
【会期】
1985年(昭和60年)8月9日(金)~9月8日(日)
【観覧料】
一般300円、学生150円 *団体20名以上は3割引
【顧問】
梅原龍三郎、中川一政
【編集委員】
稲垣達郎
【主催】
県立神奈川近代文学館、財団法人神奈川文学振興会
お問い合わせ
公益財団法人神奈川文学振興会
231-0862 横浜市中区山手町110 県立神奈川近代文学館内
TEL045-622-6666 FAX045-623-4841