川端康成展 没後15年 人・芸術、その魅力

川端康成展 没後15年 人・芸術、その魅力

題字・草野心平/写真・柿沼和夫

昭和10年、「雪国」の執筆を始めた頃から鎌倉に移り、いらい47年4月の死までの生涯の最も重要な時期を神奈川に住んで暮らし、神奈川の地を愛した作家川端康成は、文字どおり日本の昭和文学、近代・現代文学を代表する作家です。今回の展観では川端文学の世界を、〈旅のファンタジー〉〈都市の景観〉などのテーマ別に構成し、「伊豆の踊子」「雪国」はもとより、「浅草紅団」「禽獣」「名人」「山の音」「千羽鶴」「眠れる美女」ほかの作品をもとに、原稿をはじめ知友と交わされた書簡、筆墨、横光利一らへの弔辞など多彩豊富な資料による豪華な展観です。加山又造、小林古径、杉山寧、東山魁夷、安田靫彦、山本丘人らの挿絵、装幀、作品にまつわる原画も飾られるほか、ノーベル賞・文化勲章、遺愛の美術品などを網羅する豪華展です。

【会期】
1987年(昭和62年)3月21日(土・祝)~5月5日(火・祝)
【観覧料】
一般400円(280円)、学生200円(140円)*( )内は20名以上の団体料金
【編集委員】
井上靖、中村光夫、山本健吉
【編集協力】
川端香男里
【主催】
県立神奈川近代文学館、財団法人神奈川文学振興会
【後援】
川端康成記念会、日本近代文学館


お問い合わせ

公益財団法人神奈川文学振興会
231-0862 横浜市中区山手町110 県立神奈川近代文学館内
TEL045-622-6666  FAX045-623-4841

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