特別展「大岡信展 言葉を生きる、言葉を生かす」

開催中

特別展「大岡信展 言葉を生きる、言葉を生かす」=複製を禁ず

 卓越した知性を内包し、詩歌を読み、書き、その魅力を余すところなく発信した大岡信(おおおか・まこと 1931-2017)。批評『現代詩試論』でデビューしたのち、詩集『春 少女に』などで愛や生きる歓びをうたい、ライフワーク「折々のうた」では詩歌を人びとにとって身近なものとしてきました。その織り成す言葉は、人びとを魅了し続けています。
 当館では2020年以降、大岡家をはじめとする方々から大岡の遺した書、原稿、創作ノート、書簡などを受贈し、「大岡信文庫」として保存しています。本展ではこれらの資料を中心に〈おおらかな感性の詩人・大岡信〉の生涯を追いながら、広く人びとにひらかれた、豊かな言葉の世界を展開します。

【会期】
2025年3月20日(木・祝)~5月18日(日)
休館日:月曜日(5月5日は開館)
【開館時間】
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
【会場】
神奈川近代文学館第2・3展示室
【観覧料】
一般700円(500円)、65歳以上/20歳未満及び学生350円(250円)、高校生100円(100円)、中学生以下は無料
*(  )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者手帳、戦傷病者手帳の交付を受けている方は、手帳もしくは、ミライロID の提示で無料(詳しくはお問い合わせください)にてご入場いただけます。事前の申請等は必要ありません。手帳の所持者及びその介助者(※2)の方は観覧料が無料となります。
 ※2原則として手帳の所持者の介助者1名まで。ただし、手帳の所持者1名に対して2名以上介助者が必要な場合は事前にご相談ください。
【編集委員】
三浦雅士
【主催】
県立神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会
【協力】
大岡信研究会
【後援】
朝日新聞社、NHK横浜放送局、FMヨコハマ、神奈川新聞社、tvk(テレビ神奈川)、読売新聞社
【協賛】
岩波書店、京急電鉄、相模鉄道、東急電鉄、横浜高速鉄道、神奈川近代文学館を支援(サポート)する会
【広報協力】
KAAT 神奈川芸術劇場

 

展示資料紹介

大岡信=複製を禁ず

大岡信 1999年8月 撮影・相澤實

書「森の谺を背に此の径をゆく 次なる道に出会うため」=複製を禁ず

書「森の谺を背に此の径をゆく 次なる道に出会うため」
当館蔵・大岡信文庫


大岡詩、加納光於制作「アララットの船あるいは空の蜜」=複製を禁ず

大岡詩 加納光於制作
「アララットの船あるいは空の蜜」

1971~1972年

オブジェ内に封じ込められた詩集『砂の嘴・まわる液体』は、『大岡信全詩集』(2002年11月 思潮社)に収録されるまで読むことができなかった。当館蔵・大岡信文庫

「折々のうた」第1回原稿=複製を禁ず

「折々のうた」第1回原稿
「朝日新聞」1979年1月25日に掲載

「朝日新聞」創刊100周年の日にスタートしたコラム。2007年3月31日まで足かけ29年にわたり国内外の詩歌を紹介した。当館蔵・大岡信文庫


安野光雅画『ぬばたまの夜、天の掃除器せまつてくる』=複製を禁ず

安野光雅画『ぬばたまの夜、天の掃除器せまつてくる』(1987年10月 岩波書店)函原画
1987年 (c)空想工房 当館蔵・大岡信文庫

 

本展関連イベント ※行事についての詳細は、 催し物のページをご覧ください。

※申込み方法、料金等は、「催し物」ページから各行事の詳細ページを開いてご確認ください→「催し物」ページ

記念講演会

2025年4月5日(土) 「日本詩歌の豊穣」 講師:三浦雅士(評論家、本展編集委員)

特別講演会

2025年4月26日(土) 「父を語る」 講師:大岡玲(作家、大岡信長男)、聞き手:西川敏晴(大岡信研究会)

記念トーク

2025年5月10日(土) 「1人1人の『海』を挨拶に」 出演:岡本啓(詩人)、マーサ・ナカムラ(詩人)、水沢なお(詩人)

スライドトーク(職員による展示説明)

会期中の毎週金曜日(3月21日は除く) 14:00~ 参加無料(要展示観覧料)・申込不要
会場=展示館1階エントランスホール

 

お問い合わせ

公益財団法人神奈川文学振興会
231-0862 横浜市中区山手町110 県立神奈川近代文学館内
TEL045-622-6666  FAX045-623-4841

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