特別展「神奈川文学散歩展 箱根・県央 緑と風と文学と」

特別展「神奈川文学散歩展 箱根・県央 緑と風と文学と」

絵=牛田雞村画「はこねの山」(神奈川県立近代美術館蔵)

〈神奈川文学散歩展〉は、県内のゆかりの文学を地域別に探訪するシリーズとして、1988年(昭和63年)1月から〈三浦半島〉〈湘南〉〈横浜〉〈小田原・真鶴・湯河原〉〈川崎〉〈鎌倉〉各地をとりあげ開催してきました。今回の〈箱根・県央〉は、シリーズの第7回目にあたり、県内全域を一巡するなかでの最終の展覧会となります。
箱根は古くから交通の要所であり、宿場町として独自の文化を育てるとともに、身近な温泉地として多くの人々をひきつけてきました。一方、今回県央と呼んで対象とするのは、津久井郡の4町、相模原市、愛川町、清川村、大和市、綾瀬市、座間市、海老名市、厚木市、伊勢原市、秦野市、南足柄市、足柄上郡の5町ですが、文学的に今まで注目されることの少なかった地域ながら、変化に富んだ自然や、素朴な人びとの生活、都会の喧噪に遠い静寂な時の流れなどに愛着を感じ、作品に描き出した文学者も多くいました。本展では、豊かな自然という共通性がありながら、文学との関わり方においては全く異なった箱根・県央という二つの地域をとりあげ、約600点の資料によりそれぞれの地域での文学者の足どりをたどり、ゆかりの作品を幅広く展観します。

【会期】
1996年(平成8年)4月20日(土)~5月26日(日)
【観覧料】
大人500円(350円)、学生300円(200円)、65歳以上・高校生以下無料*( )内は20名以上の団体料金
【編集委員】
石井茂、清原康正、脇坂茂樹
【主催】
県立神奈川近代文学館、財団法人神奈川文学振興会
【後援】
神奈川県教育委員会
【協賛】
小田急電鉄株式会社、神奈川県書籍商業組合


お問い合わせ

公益財団法人神奈川文学振興会
231-0862 横浜市中区山手町110 県立神奈川近代文学館内
TEL045-622-6666  FAX045-623-4841

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