常設展「神奈川の風光と文学」

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常設展「神奈川の風光と文学」

 神奈川は、豊かな自然に恵まれて保養地や観光地が発達し、また開港の地・横浜や古都・鎌倉などを抱え地理的にも歴史的にも多様な表情を持っています。多くの文学作品は風土や環境との密接な関わりから生み出されていますが、常設展示室では<神奈川の風光と文学>をテーマとして、横浜、川崎、県央・県西、三浦・湘南、鎌倉の5地域ごとにゆかりの作品を紹介しています。それぞれの作品を理解しやすいように、自筆原稿、創作ノート、初版本などの資料に加え、グラフィックパネルや模型を導入して、立体的なイメージ展示を心がけました。この展示をとおして、作品の新たな魅力を発見し、楽しんでください。

※常設展「神奈川の風光と文学」の音声ガイドを展示室内で配信しております。
 解説・朗読:平野啓子(各解説3分程度)
 第一展示室内の掲示にあるQRコードからお手持ちのスマートフォンで聴くことができます。
 専用端末の貸出も行っております。希望される方は受付にお声がけください。
 貸出端末の数には限りがあります。団体でご利用を希望される場合は予めご連絡下さい。

【展示作品】

◇横浜
作家名 作品
大佛 次郎 「霧笛」 「幻燈」
吉川 英治 「忘れ残りの記」
谷崎 潤一郎 「痴人の愛」
中島 敦 「かめれおん日記」
有島 武郎 「或る女」 「一房の葡萄」
獅子 文六 「やっさもっさ」
山本 周五郎 「季節のない街」
三島 由紀夫 「午後の曳航」
佐藤 春夫 「田園の憂鬱」
◇川崎
作家名 作品
岡本 かの子 「川」
高見 順 「電車の窓の外は」 「青春の健在」
◇県央・県西
作家名 作品
和田 伝 「沃土」
牧野 信一 「父を売る子」 「ゼーロン」
芥川 龍之介 「トロッコ」
尾崎 一雄 「虫のいろいろ」
川崎 長太郎 「蝋燭」 「抹香町」
◇三浦・湘南
作家名 作品
立原 正秋 「剣ヶ崎」
中里 恒子 「乗合馬車」
北原 白秋 「雲母集」
阿部 昭 「鵠沼西海岸」 「司令の休暇」
◇鎌倉
作家名 作品
夏目 漱石 「門」 「こゝろ」
川端 康成 「山の音」 「千羽鶴」
里見 弴 「安城家の兄弟」
永井 龍男 「秋」
小林 秀雄 「中原中也の思ひ出」

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