収蔵コレクション展2「近藤東文庫」

昭和期モダニズム詩の旗手として知られる近藤東は、約45年間を横浜で過ごし、設立以来の評議員として当館の活躍に尽力。没後、遺言によりふじ子夫人から約18,000点に及ぶ資料が一括寄贈され、「近藤東文庫」として保存されています。なかでも戦前の稀覯雑誌を含む詩誌コレクションは、当館所蔵雑誌の特徴のひとつともいえる大変貴重なものです。
今回の展示では、戦前のモダニズム詩人としての近藤の活躍や詩人たちとの交流、また戦時中から戦後にかけての朗読詩や勤務先の国鉄を中心として勤労詩運動、1958年の横浜詩人会設立など地域文化活動への貢献を紹介。近藤の生涯をたどりながら、詩稿、創作ノート、西脇順三郎、春山行夫ら詩人からの書簡、「詩と詩論」などの詩誌、詩集など、同文庫の資料約150点を展示します。
【会期】
1998年(平成10年)11月14日(土)~1999年(平成11年)1月10日(日)
【観覧料】
大人250円(150円)、学生150円(100円)、65歳以上・高校生以下無料*( )内は20名以上の団体料金
【主催】
県立神奈川近代文学館、財団法人神奈川文学振興会
お問い合わせ
公益財団法人神奈川文学振興会
231-0862 横浜市中区山手町110 県立神奈川近代文学館内
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