特別展「司馬遼太郎が愛した世界展」
写真＝長谷忠彦
司馬遼太郎（1923～1996）ほど多くの作品が人びとに親しまれ、読まれた作家はありません。進取の気風に富んだ若者を主人公とした数々の作品は、時間や空間を超えて存在する、頼もしい人間としてのあり方を多くの読者に示しました。そして作品に描かれた彼らの姿は、今なお私たち一人ひとりへの励ましとなっています。また歴史的事象を縦横につなぎ合わせる独自の視点から生み出された作品や発言は、私たちに過去の時間の連なりの重さをあらためて認識させるとともに、将来の日本そして世界の理想的なあり方を示しています。本展覧会では、日本とは、日本人とは何かを常に問い続けた作家・司馬遼太郎が愛し、語り続けた世界を「歴史」「原点」「旅」「美術」「未来」の5つのキーワードを柱に、自筆原稿や手紙、装画原画、美術作品、歴史資料、ゆかりの品々などでご紹介します。
【会期】
2000年（平成12年）4月22日（土）～5月28日（日）
【観覧料】
大人600円（400円）、学生300円（200円）、65歳以上・高校生以下無料＊（ ）内は20名以上の団体料金
【監修】
井上ひさし、安野光雅、青木彰、木村重信
【企画委員】
松本健一、清原康正、中塚宏行
【主催】
県立神奈川近代文学館、財団法人神奈川文学振興会
【共催】
NHK横浜放送局、NHKプロモーション、朝日新聞社
【後援】
文化庁
【協力】
（財）司馬遼太郎記念財団
お問い合わせ
公益財団法人神奈川文学振興会
231-0862 横浜市中区山手町110 県立神奈川近代文学館内
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