収蔵コレクション展5「藤森成吉文庫」

収蔵コレクション展5「藤森成吉文庫」

藤森成吉(1892~1977)は、長野県諏訪郡上諏訪町に生まれました。東京帝国大学在学中に自費出版した『波』(のち「若き日の悩み」と改題)で新進作家として注目を集め、以後当時の流行語ともなった戯曲「何が彼女をそうさせたか」や、長篇小説「渡辺華山」などを発表しました。また社会主義文学運動に積極的に参加し、日本プロレタリア作家同盟(ナルプ)設立時には初代委員長に推されます。戦後は新日本文学会をはじめ多くの文化団体の創設、運営に携わりました。1948年から終生逗子に住んだ神奈川にゆかりの深い作家です。
当館では1984年から2001年にかけて、ご遺族から成吉の自筆資料、図書雑誌を含め約3,000点を受贈し、〈藤森成吉文庫〉として一括保存しています。本展ではコレラの資料をもとに藤森成吉の84年の生涯と文学、社会的活動の軌跡を紹介します。

【会期】
2002年(平成14年)3月9日(土)~4月21日(日)
【観覧料】
大人250円(150円)、学生150円(100円)、高校生以下・65歳以上無料*( )内は20名以上の団体料金
【主催】

県立神奈川近代文学館、財団法人神奈川文学振興会


お問い合わせ

公益財団法人神奈川文学振興会
231-0862 横浜市中区山手町110 県立神奈川近代文学館内
TEL045-622-6666  FAX045-623-4841

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