特別展「生誕80年・没後35年記念展 三島由紀夫 ドラマティックヒストリー」

特別展「生誕80年・没後35年記念展 三島由紀夫 ドラマティックヒストリー」

写真=野上透/デザイン=司修

弱冠16歳にしてその文学的才能を認められ、「花ざかりの森」で文壇に登場した三島由紀夫。戦時下に青春時代を送るもひたすらに創作を続け、『仮面の告白』で作家としての地位を不動のものにします。以後、『潮騒』「金閣寺」「鏡子の家」『午後の曳航』「豊饒の海」4部作などの小説や、「近代能楽集」「鹿鳴館」「サド侯爵夫人」などの戯曲、「文章読本」「林房雄論」「太陽と鉄」などのユニークな評論を遺した、日本が世界に誇る文学者の一人です。また、映画・演劇への出演、写真集の刊行などアーティストとしてのパフォーマンスにも時代を先取りするものがあり、自ら決したその最期とともに戦後世代の記憶に深く刻まれています。今回の展覧会は山中湖文学の森・三島由紀夫文学館所蔵資料を核として、近年発見された数多くの新資料も加えて三島の生涯と作品を総合的に紹介するものです。奇しくも昭和の元号と年齢を同じくする三島が、その作品によって現代の日本人さらには世界の人々に遺したものは何か、没後35年・敗戦後60年の今日において再考する絶好の機会です。

【会期】
2005年(平成17年)4月23日(土)~6月5日(日)
【観覧料】
大人600円(400円)、20歳未満及び学生300円(200円)、高校生以下・65歳以上無料*( )内は20名以上の団体料金
【編集委員】
佐伯彰一
【編集協力】
井上隆史、佐藤秀明
【主催】
県立神奈川近代文学館・財団法人神奈川文学振興会、山中湖文学の森・三島由紀夫文学館
【後援】
新潮社、NHK横浜放送局、神奈川新聞社、tvk(テレビ神奈川)
【協賛】
神奈川近代文学館を支援(サポート)する経営者の会


お問い合わせ

公益財団法人神奈川文学振興会
231-0862 横浜市中区山手町110 県立神奈川近代文学館内
TEL045-622-6666  FAX045-623-4841

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