特別展「生誕110年 吉屋信子展-女たちをめぐる物語」

絵=中原淳一画 『花物語』上巻 表紙絵
吉屋信子(1896~1973)は「花物語」など少女小説の第一人者として知られ、また「良人(おっと)の貞操」などの家庭小説、「徳川の夫人たち」「女人平家」などの歴史小説でも人気を博し、大正末から女性の読者を中心に幅広く愛されてきた作家です。また鎌倉に疎開後、一時期を除いて晩年まで長谷の大仏の間近で過ごし、神奈川との縁も深い人生を送りました。本展は、当館がご遺族から資料をご寄贈いただいたことを受け、生誕110年を迎える本年にその作品と生涯を約500点の原稿、書簡、自筆資料、遺愛品などの貴重な資料で展覧するものです。さらに「私の見た人」「自伝的女流文壇史」などに登場する吉屋の人生のキーパーソンや知友となる、近代女性史に足跡を残した女性たちとの多彩な交流を〈私の見た女たち〉として紹介します。
- 【会期】
- 2006年(平成18年)4月22日(土)~6月4日(日)
- 【観覧料】
- 大人600円(400円)、20歳未満及び学生300円(200円)、高校生以下・65歳以上無料*( )内は20名以上の団体料金
- 【編集委員】
- 安西篤子、岩淵宏子
- 【主催】
- 県立神奈川近代文学館、財団法人神奈川文学振興会
- 【後援】
- NHK横浜放送局、神奈川新聞社、tvk(テレビ神奈川)
- 【協賛】
- 神奈川近代文学館を支援(サポート)する会、国書刊行会
お問い合わせ
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