企画展「『漱石と文人たちの書画』展
―夏目漱石、高浜虚子、武者小路実篤、中川一政らの館蔵コレクションによる」

絵=夏目漱石画「あかざと黒猫図」
中国古来から詩文の創作に携わる文人は、書や絵画にも優れた腕前を発揮しました。日本でも、近世以来の伝統を引き継いで、多くの作家が余技を超えた書や絵画作品を残しています。
本展は、当館が所蔵する資料のなかから、明治・大正時代に活動を始めた文学者を対象に、
コレクションとしてまとまりのある書や絵画を【硯友社の人びと】【漱石とその周辺】【白樺派の人びと】の3つの部門によって展示するものです。
夏目漱石の書画をはじめ、広津柳浪、巌谷小波、高浜虚子、武者小路実篤などの従来の館蔵品に加え、2010年に、山田幸男氏から寄贈された画家で詩人、随筆家でもある中川一政のコレクションからその書画を紹介します。
執筆の合間に風雅を求め、または自らの精神の拠りどころを探りつつ書かれた文人たちの書画には、作者の文芸世界や人格の反映を見ることができます。その豊穣な世界をお楽しみください。
- 【会期】
- 2011年(平成23年)6月11日(土)~7月31日(日)
- 【観覧料】
- 一般400円(300円)、65歳以上/20歳未満及び学生200円(150円)、高校生100円、中学生以下無料*( )内は20名以上の団体料金
- 【主催】
- 県立神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会
- 【後援】
- NHK横浜放送局、神奈川新聞社、tvk(テレビ神奈川)
- 【協賛】
- 東京急行電鉄、横浜市交通局、神奈川近代文学館を支援(サポート)する会
お問い合わせ
公益財団法人神奈川文学振興会
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