企画展「『中原中也の手紙』展―安原喜弘へ」

企画展「『中原中也の手紙』展―安原喜弘へ」

写真提供=中原中也記念館(左・中原中也)

「サーカス」「一つのメルヘン」などの作品で今も幅広い支持を受ける中原中也(1907~1937)は、最晩年鎌倉に移住し、そこで最期を迎えた神奈川ゆかりの詩人です。中也が生前書き送った手紙の中で最も多く現存するのが、友人・安原喜弘(1908~1992)あての102通です。1928年(昭和3)に出会ったふたりは、同人誌「白痴群」で活動をともにし、中也の第1詩集『山羊の歌』出版のため協力し合うなど、生涯にわたり文学を通じて交友しました。中也の没後、安原が著した『中原中也の手紙』は、詩人の人間像を伝えるため、遺された手紙に文章を添えて公表したもので、中也研究における第一級の伝記資料であると同時に、ふたりの青年の友情を超えた魂の交流の記録でもあります。
本展は、山口市・中原中也記念館の2012年度特別企画展「中原中也の手紙-安原喜弘との交友」に新たな資料を加えて再構成したものです。本会場で初めて一堂に展示される全102通の手紙を中心に『中原中也の手紙』が語る交流の軌跡を紹介します。

【会期】
2013年(平成25年)6月15日(土)~8月4日(日)
【観覧料】
一般400円(300円)、65歳以上/20歳未満及び学生200円(150円)、高校生100円、中学生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
【主催】
県立神奈川近代文学館・公益財団法人神奈川文学振興会、中原中也記念館
【後援】
成城学園教育研究所、学校法人 玉川学園、NHK横浜放送局、FMヨコハマ、神奈川新聞社、tvk(テレビ神奈川)
【協賛】
講談社、東京急行電鉄、神奈川近代文学館を支援(サポート)する会
【広報協力】
KAAT 神奈川芸術劇場

お問い合わせ

公益財団法人神奈川文学振興会
231-0862 横浜市中区山手町110 県立神奈川近代文学館内
TEL045-622-6666  FAX045-623-4841

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