大佛次郎没後40年記念特設コーナー―大佛次郎の戦後―
大佛次郎(本名・野尻清彦 1897~1973)は、横浜市英町(現・中区)生まれ。1921年(大正10)、鎌倉に移り住みこの地で終生を過ごしました。神奈川には非常にゆかりの深い作家であり、当館の常設展「神奈川の風光と文学」でも紹介しています。
大佛の代表作としてまず挙げられるのは、1924年の第1作以来、40年余り書き継がれた「鞍馬天狗」シリーズですが、ほかに現代小説、ノンフィクション、児童文学など多くの分野ですぐれた著作をのこしました。
今回、その没後40年を記念して行う大佛次郎記念館との連携事業のひとつとして、当館では特設コーナーを設け、大佛の幅広い創作活動について、特に戦後の作品を中心に紹介します。大佛次郎記念館の所蔵資料に当館蔵の資料を加えた約100点で構成し、その死によって未完となった畢生の大作「天皇の世紀」に至るまで、数々の作品に底流する、大佛の透徹した歴史認識と批評精神を伝えます。
*常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち 第2部」に併設
*同時開催:新収蔵資料展 2013年
- 【会期】
- 2013年(平成25年)11月30日(土)~2014年(平成26年)1月26日(日)
- 【観覧料】
- 一般250円(150円)、20歳未満・学生150円(100円)、65歳以上・高校生100円、中学生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金 - 【主催】
- 県立神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会
- 【協賛】
- 神奈川近代文学館を支援(サポート)する会
お問い合わせ
公益財団法人神奈川文学振興会
231-0862 横浜市中区山手町110 県立神奈川近代文学館内
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