企画展「絵本作家・西村繁男の世界展 やこうれっしゃで出発!」
絵本作家・西村繁男(1947~、神奈川県相模原市在住)は、1974年に『くずのはやまのきつね』(大友康夫文)の絵を担当してデビューしました。その後発表した『おふろやさん』『やこうれっしゃ』は、精密な観察をもとに人びとの日常の姿を描いた〈文字のない絵本〉ですが、豊かな物語性も内包する作品は子どもだけでなく大人たちも魅了し、長く読み継がれています。さらに『絵で見る日本の歴史』や、『絵で読む広島の原爆』(那須正幹文)などの社会性を持つ作品や、『がたごと がたごと』『おばけでんしゃ』『むしむしでんしゃ』、『ようちえんがばけますよ』(いずれも内田麟太郎文)など、子どもの想像力をかきたてるナンセンスな絵本も手がけ、その世界は多様性に溢れています。
本展では、こうした作品群を、絵本、原画をはじめ、取材メモ、ラフスケッチなどの資料をまじえジャンル別に紹介します。主な絵本の背景となる〈昭和〉という時代も顧みられるような楽しい展示をめざします。
※同時開催=常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち 第2部 芥川龍之介から中島敦まで」→詳細
- 【会期】
- 2016年(平成28)7月23日(土)~9月25日(日)
休館日は月曜日(9月19日は開館) - 【開館時間】
- 午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
- 【会場】
- 神奈川近代文学館第2展示室
- 【観覧料】
- 一般400円(300円)、65歳以上/20歳未満及び学生200円(150円)、高校生100円、中学生以下無料
*( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は無料(詳しくはお問い合わせください)
※東日本大震災の罹災証明書、被災証明書等の提示で無料 - 【主催】
- 県立神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会
- 【後援】
- 神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会、一般社団法人日本国際児童図書評議会(JBBY)、一般社団法人日本児童出版美術家連盟、FMヨコハマ、神奈川新聞社、tvk(テレビ神奈川)
- 【協賛】
- くもん出版、童心社、福音館書店、東京急行電鉄、神奈川近代文学館を支援(サポート)する会
- 【広報協力】
- KAAT 神奈川芸術劇場
関連行事 ※行事についての詳細は、催し物のページをご覧ください。
記念講演会
2016年9月3日(土)「人と出会って絵本が生まれる」 講師:西村繁男
2016年9月19日(月・祝)「西村繁男さんと がたごとがたごと」 講師:内田麟太郎
ギャラリートーク
2016年8月27(土)、9月11日(日)、22日(木・祝) 14:00~ 参加無料・申込不要(要展示観覧料)
会場=展示館1階エントランスホール
かなぶんひろば
本展会期中、展示館1階エントランスホールで開催(要展示観覧料・予約不要)。
西村さん作の「ブラックボックス」やスライドショーのほか、ぬりえ・すごろく・パズルなどの遊びが楽しめます。7月30日(土)と8月13日(土)には、横浜紙芝居普及会による紙芝居の上演も(各日10時30分~/14時~)。
TOPICS
「西村さんのぬりえに挑戦!コンテスト」結果発表
締切(8月31日)までにご応募いただいた158作品の中から選考の結果、各賞が決定しました。
>>結果発表(PDF 553KB)
コンテスト 西村さんのぬりえに挑戦!
西村繁男さんが描いたイラストに、すてきな色をぬってみませんか?
8月31日(水)までにお寄せいただいた作品については、賞を設け、このホームページ上で発表します。
詳細は催し物のページをご覧ください。
お問い合わせ
公益財団法人神奈川文学振興会
231-0862 横浜市中区山手町110 県立神奈川近代文学館内
TEL045-622-6666 FAX045-623-4841