神奈川近代文学年表 昭和51年~63年
1月 | 小林秀雄(73)、鎌倉市雪ノ下内で転居。 | 小林秀雄全集』年譜 |
2月17日 | 大岡昇平(66)、鎌倉・雪ノ下の小林秀雄新居を訪問。 | 『大岡昇平全集』23巻年譜 |
3月 | 尾崎一雄(76)、小田原城址に建立の牧野信一文学碑の除幕式に出席。 | 『尾崎一雄全集』15巻年譜 |
4月 | 島田雅彦(15)、県立川崎高校入学。 | 「神奈川新聞」2005.11.23 |
5月 | 阿部昭(41)、一家の生活の本拠を辻堂東海岸の仕事場に移す。 | 『阿部昭全集』14巻年譜 |
11月 | 堀口大學(84)、葉山町森戸神社境内に「花はいろ」詩碑建立。 | 『堀口大學全集』9巻年譜 |
4月3日 | 西脇順三郎(83)、川崎市高津区野川影向寺に詩碑建立、除幕式に出席。 | 『西脇順三郎全集』12巻年譜 |
9月 | 島尾敏雄(59)、茅ヶ崎市東海岸北に転居、58年まで住む。 | 『島尾敏雄事典』 |
月日未詳 | 和田伝(77)、厚木市立愛甲小学校校歌を作詞。 | 『和田伝全集』10巻年譜 |
4月 | 堀口大學(86)、横浜市中区山手町の大佛次郎記念館の開館式に出席。 | 『堀口大學全集』9巻年譜 |
6月1日 | 大岡昇平(69)、書評インタビューのために川崎市柿生の河上徹太郎宅を訪問。 | 『大岡昇平全集』23巻年譜 |
7月 | 渋沢龍彦(50)、大佛次郎記念館で土方巽夫妻、種村季弘夫妻、四谷シモンらと集う。 | 当館『渋沢龍彦回顧展』図録略年譜 |
11月 | 川崎長太郎(77)、神奈川文化賞を受賞。 | 『川崎長太郎書誌』 |
6月24日 | 安部公房(55)、安部公房スタジオ本公演として「仔象は死んだ」を県立青少年センターで上演。 | 『安部公房評伝年譜』 |
6月 | 里見弴(90)、鎌倉・華正楼で「里見弴全集完結を祝う会」。 | 『証言 里見弴』略年譜 |
6月 | 村上龍(27)、横浜市緑区(現・青葉区)に転居。 | 当館『常設展ガイドブック』 |
9月4日 | 渋沢龍彦(51)、出口裕弘夫妻、松井邦雄と大磯の種村季弘を訪問、滄浪閣で会食。 | 『渋沢龍彦全集』別巻2年譜 |
11月 | 中里恒子(69)、神奈川文化賞受賞。 | 『中里恒子全集』18巻年譜 |
4月 | 安部公房(56)、箱根町の山荘を仕事場とする。 | 『安部公房全集』30巻年譜 |
4月 | 柳美里(11)、横浜共立学園中学に入学。58年4月、同高校へ入学、翌年、中退。 | 川村湊編『柳美里』 |
6月 | 立原正秋(54)、立原姓に改姓。 | 当館『立原正秋展』図録年譜 |
7月 | 阿部昭(45)、藤沢市立大庭小学校校歌を作詞。 | 『阿部昭全集』14巻年譜 |
8月12日 | 立原正秋(54)、食道癌のため国立がんセンターで死去。8月14日、自宅で密葬。9月8日、北鎌倉・東慶寺で葬儀告別式。12月、鎌倉・瑞泉寺に納骨。 | 当館『立原正秋展』図録年譜 |
月日未詳 | 和田伝(80)、厚木市七沢温泉・元湯玉川館に文学碑建立。 | 『和田伝 生涯と文学』略年譜 |
3月15日 | 堀口大學(89)、急性肺炎のため死去。16日、葉山小学校体育館で葉山町葬による告別式。墓所は鎌倉霊園。 | 『堀口大學全集』9巻年譜 |
4月 | 尾崎一雄(81)、下曽我・宗我神社一の鳥居脇に尾崎一雄文学碑建立、除幕式が挙行される。 | 『尾崎一雄全集』15巻年譜 |
4月 | 阿部昭(46)、心臓の不調で藤沢市民病院に入院。 | 『阿部昭全集』14巻年譜 |
9月 | 阿部昭(47)、神奈川新聞社第11回文芸コンクールの選考委員となる。(翌年の12回まで) | 『阿部昭全集』14巻年譜 |
3月 | 小林秀雄(79)、尿道痛、血尿のため川崎市立川崎病院に入院、膀胱腫瘍と診断される。 | 『小林秀雄全集』年譜 |
4月1日 | 尾崎一雄(82)、神奈川近代文学館の名誉館長に就任。 | 『尾崎一雄全集』15巻年譜 |
5月1日 | 渋沢龍彦(53)、三門昭彦夫妻と鎌倉・今泉不動の三十六童子と常楽寺の乙護童子を見に行く。 | 『渋沢龍彦全集』別巻2年譜 |
7月28日 | 渋沢龍彦(54)、真鶴の種村季弘宅を訪ね、貴船祭を見る。 | 『渋沢龍彦全集』別巻2年譜 |
10月 | 里見弴(94)、10月半ばより軽い心臓の発作が続き、鎌倉・道躰医院に入院、10月下旬、退院。 | 『証言 里見弴』略年譜 |
月日未詳 | 和田伝(82)、「沃土」の舞台となった旧厚木町田村堀に文学碑建立。 | 『和田伝 生涯と文学』略年譜 |
1月21日 | 里見弴(94)、風邪をこじらせ入院先の鎌倉・道躰医院で死去。 | 『証言 里見弴』略年譜 |
1月 | 小林秀雄(80)、風邪をこじらせ、鎌倉・佐藤病院に入院。 | 『小林秀雄全集』年譜 |
3月1日 | 小林秀雄(80)、午前1時40分、腎不全に伴う尿毒症及び呼吸循環障害のため死去。3月2日、鎌倉・東慶寺で密葬。墓所は東慶寺。 | 小林秀雄全集』年譜 |
3月31日 | 尾崎一雄(83)、小田原市・小田原循環器病院で午後10時40分、急性心不全のため死去。4月3日、宗我神社境内で神式の葬場祭。 | 『尾崎一雄全集』15巻年譜 |
4月2日 | 大岡昇平(74)、尾崎一雄(3月31日死去)の通夜に太田治子と参列。 | 『大岡昇平全集』23巻年譜 |
7月28日 | 渋沢龍彦(55)、真鶴の種村季弘宅を巌谷国士夫妻と訪ね、貴船祭を見る。 | 『渋沢龍彦全集』別巻2年譜 |
8月5日 | 渋沢龍彦(55)、箱根富士屋ホテルに一泊して、翌日、伊豆高原の池田二十世紀美術館へ池田満寿夫展のオープニングに出席。 | 『渋沢龍彦全集』別巻2年譜 |
8月 | 遺志により尾崎一雄資料は神奈川近代文学館が「尾崎一雄文庫」として一括受贈。 | 『尾崎一雄全集』15巻年譜 |
7月28日 | 渋沢龍彦(56)、真鶴の種村季弘宅を巌谷国士夫妻、出口裕弘夫妻と訪ね、貴船祭を見る。 | 『渋沢龍彦全集』別巻2年譜 |
8月1日 | 大岡昇平(75)、鎌倉市・雪ノ下カトリック教会での今日出海の告別式に参列。 | 『大岡昇平全集』23巻年譜 |
9月 | 和田伝(84)、伊勢原の東海大学病院に入院、結腸癌と診断。 | 『和田伝 生涯と文学』略年譜 |
1月 | 安部公房(60)、訪問インタビュー「安部公房『方舟は発進せず』」(NHK教育テレビ)を箱根町の山荘で収録する。 | 『安部公房評伝年譜』 |
4月1日 | 大岡昇平(76)、神奈川近代文学館理事に就任。 | 『大岡昇平全集』23巻年譜 |
4月 | 和田伝(85)、川崎市稲田登戸病院に入院、10月12日午前10時50分死去。 | 『和田伝 生涯と文学』略年譜 |
5月3日 | 渋沢龍彦(56)、出口裕弘夫妻、種村季弘夫妻、巌谷国士夫妻と円覚寺塔頭の牡丹を見る。 | 『渋沢龍彦全集』別巻2年譜 |
5月8日 | 大岡昇平(76)、鎌倉・円覚寺での中山義秀の十七回忌に参列。 | 『大岡昇平全集』23巻年譜 |
8月 | 永井龍男(81)、鎌倉文学館の初代館長に就任。 | 『評伝 永井龍男』略年譜 |
11月6日 | 川崎長太郎(83)、肺炎のため入院先の小田原市立病院で死去。小田原・無量寺の墓に遺髪、静岡・冨士霊園遺骨を埋葬。 | 『川崎長太郎書誌』自筆年譜 |
9月20日 | 大岡昇平(77)、神奈川近代文学館で「エンターテインメントの魅力―推理小説と私―」を講演。 | 『大岡昇平全集』23巻年譜 |
4月5日 | 中里恒子(77)、大腸腫瘍のため死去。墓所は鎌倉・円覚寺。 | 当館『中里恒子展』図録年譜 |
8月5日 | 渋沢龍彦(59)、午後3時35分、慈恵医大病院で死去。8月6日、自宅で通夜、8月7日、鎌倉・東慶寺で葬儀。墓所は浄智寺。 | 『渋沢龍彦全集』別巻2年譜 |
10月3日 | 大岡昇平(78)、神奈川近代文学館で「戦後の展開―大衆社会現象との関連―」を講演。 | 『大岡昇平全集』23巻年譜 |
9月8日 | 大岡昇平(79)、長男・貞一と大磯の福田恆存宅を訪ねる。 | 『大岡昇平全集』23巻年譜 |