企画展・ 収蔵コレクション展19
「没後10年 三浦哲郎展―星をかたりて、たれをもうらまず―」
※新型コロナウイルス感染拡大予防のため2021年度に開催延期

開催予定

没後10年 三浦哲郎展=複製を禁ず

1972年(昭和47) 自宅にて 撮影・佐伯剛正

 三浦哲郎は1931年(昭和6)、青森県八戸市に6人きょうだいの末子として生まれました。早稲田大学仏文科在学中から創作を手がけ、卒業後、1960年に「忍ぶ川」を発表、翌年第44回芥川賞を受賞し、文壇デビューを飾ります。その後も代表作「白夜を旅する人々」をはじめとする長短編の数々で、自身と家族、名も無い庶民の姿を描き、人生の苛酷さや安らぎ、人間の哀しみや愛おしさを浮彫りにしました。磨かれた文体で描かれたその作品世界は、壮大な歴史小説から連作小説、児童文学、エッセイと多岐にわたります。
 神奈川近代文学館ではご遺族から「白夜を旅する人々」「少年讃歌」などの原稿や、生涯の師・井伏鱒二からの三浦あて書簡など貴重資料を多数ご寄贈いただき、「三浦哲郎文庫」として保存しています。本展では、2010年(平成22)に逝去した三浦の没後10年を記念して、三浦が文学に込めた思いとその作品の魅力を同文庫資料を中心に紹介します。

※同時開催=常設展「文学の森へ 神奈川と作家たち 第1部 夏目漱石から萩原朔太郎まで」→詳細

【会期】
2020年5月23日(土)~7月19日(日)
休館日:月曜日
 →2021年度に延期します(日程未定)
【開館時間】
午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
【会場】
神奈川近代文学館第2展示室
【観覧料】
一般500円(350円)、65歳以上/20歳未満及び学生250円(200円)、高校生100円(100円)、中学生以下は無料
*( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方は無料(詳しくはお問い合わせください)
【主催】
県立神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会
【後援】
三浦哲郎文学顕彰協議会、二戸市観光協会、金田一温泉旅館組合、NHK横浜放送局、FMヨコハマ、神奈川新聞社、tvk(テレビ神奈川)
【協賛】
幻戯書房、新潮社、東急電鉄、横浜高速鉄道、神奈川近代文学館を支援(サポート)する会
【広報協力】
KAAT 神奈川芸術劇場

展示資料紹介

「白夜を旅する人々」原稿=複製を禁ず

「白夜を旅する人々」原稿
「新潮」1981年(昭和56)5月~1984年10月号に連載

かつて生家を襲った運命の嵐のなかに消えていった兄姉への鎮魂と再生の祈りをこめ、構想から20年以上をかけて書き上げた代表作。当館蔵・三浦哲郎文庫

  
井伏鱒二宛書簡=複製を禁ず

井伏鱒二宛書簡
1955年6月21日

早稲田大学時代の同人誌「非情」第3号(1955年6月)に発表した小説「遺書について」が井伏の目にとまったことが機縁となり、早大の恩師・小沼丹の案内で井伏邸を初訪問した際の礼状。敬愛する井伏からの思いがけない激励への深い感謝と、文学に精進する覚悟を記している。以後、生涯にわたって井伏を師と仰いだ。当館蔵

  
書「笛と雪が好きである…」=複製を禁ず

書「笛と雪が好きである…」

三浦は故郷をこよなく愛し、いつかは田舎に帰りたいという思いを抱いていた。作品には母から聞いた話や郷里を題材にしたものが多い。個人蔵

関連行事 ※行事についての詳細は、催し物のページをご覧ください。

記念朗読会

7月19日(日) 「三浦哲郎作品から」 出演:栗原小巻 →延期予定

記念講座

6月27日(土) 「三浦哲郎―家霊を負った人―」 講師:勝又浩 →延期予定

ギャラリートーク

6月14日、21日、28日、7月5日、12日(いずれも日曜日)各日14:00~ 参加無料(要展示観覧料)・申込不要
会場=展示館1階エントランスホール →延期(日程未定)

お問い合わせ

公益財団法人神奈川文学振興会
231-0862 横浜市中区山手町110 県立神奈川近代文学館内
TEL045-622-6666 FAX045-623-4841

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