企画展「堀内誠一 絵の世界」

©Seiichi Horiuchi
『ぐるんぱのようちえん』1965年
『たろうのおでかけ』1963年
『こすずめのぼうけん』1976年
すべて部分
堀内誠一は、若いころからデザイナーとして研鑽を積み、時代をリードするアートディレクターとして活躍しました。その一方で、1958年(昭和33)に初めての絵本「くろうまブランキ―」を世に出します。その後も「ぐるんぱのようちえん」や「たろうのおでかけ」、「こすずめのぼうけん」など数多くの人気絵本を生み出しました。「絵本作家の道こそ運命が決めた本命」と本人が語ったように、その54年の人生は、絵を描くことと共にありました。
2022年(令和4)、生誕90年を迎えることを記念して、その画業全般を回顧する展覧会を全国で開催します。神奈川近代文学館で開催する本展では、関わりの深い文学者との交流にも焦点をあてます。
戦後、激動する社会のなかで、「絵」というヴィジュアルが持つ力を、広告やデザイン、イラストなど様々な分野で発揮させた堀内。その作品世界を見つめれば、20世紀という時代において、絵本や雑誌といったカルチャーがいかに変遷し、発展を遂げてきたかも浮き彫りになることでしょう。伝説のアートディレクターであり、デザイナーであり、絵本作家でもあった堀内誠一の、ときに愛らしく、時に鋭くアヴァンギャルドな絵の世界をお楽しみ下さい。
- 【会期】
- 2022年7月30日(土)~9月25日(日)
休館日:月曜日(9月19日は開館) - 【開館時間】
- 午前9時30分~午後5時(入館は4時30分まで)
- 【会場】
- 神奈川近代文学館第2・3展示室
- 【観覧料】
- 一般600円(350円)、65歳以上・20歳未満及び学生250円(200円)、高校生100円(100円)、中学生以下は無料
*( )内は20名以上の団体料金
※身体障害者手帳、愛の手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、被爆者手帳、戦傷病者手帳の交付を受けている方は、手帳もしくは、ミライロIDの提示で無料(詳しくはお問い合わせください)にてご入場いただけます。事前の申請等は必要ありません。手帳の所持者及びその介助者(※2)の方は観覧料が無料となります。
※2 原則として手帳の所持者の介助者1名まで。ただし、手帳の所持者1名に対して2名以上介助者が必要な場合は事前にご相談ください。 - 【主催】
- 県立神奈川近代文学館、公益財団法人神奈川文学振興会
- 【特別協力】
- 堀内事務所
- 【協力】
- 福音館書店、マガジンハウス
- 【企画協力】
- アートキッチン
- 【後援】
- 神奈川県教育委員会、横浜市教育委員会、一般社団法人日本国際児童図書評議会(JBBY)、NHK横浜放送局、FMヨコハマ、神奈川新聞社、tvk
- 【協賛】
- 東急電鉄、横浜高速鉄道、神奈川近代文学館を支援(サポート)する会
- 【広報協力】
- KAAT 神奈川芸術劇場
関連行事 ※行事についての詳細は、催し物のページをご覧ください。
記念トーク
2022年9月11日(日) 「絵を愛した父」 トーク:堀内花子、聞き手:林綾野
記念講演会
2022年9月17日(土) 「堀内誠一 絵の旅・文の旅」 講師:巖谷國士
ギャラリートーク
2022年9月2日、9日、16日(いずれも金曜日)各日14:00~ 参加無料(要展示観覧料)・申込不要
かなぶんキッズクラブ ※かなぶんキッズクラブの詳細はこちらをご覧ください。
2022年8月5日(金) 「紙芝居がはじまるよ!」 出演:山下康
2022年8月18日(木)、19日(金) 「子ども映画会」
2022年8月27日(土) 「絵本であそぼ!」 出演:よこはま文庫の会
機関紙157号
堀内誠一展記念座談会記事
機関紙「神奈川近代文学館」157号(2022年7月15日発行)に堀内誠一展を記念した座談会記事を掲載しています。
当館公式noteでもお読みいただけます。
- 座談会「堀内さんの思い出」 谷川俊太郎、堀内花子、堀内紅子 進行・刈谷政則
公式図録
「堀内誠一 絵の世界」公式図録
『堀内誠一 絵の世界』 監修・堀内事務所 著者・林綾野 平凡社 定価2,500円(税別)
※全国の書店で販売。会期中は当館のミュージアムショップでも販売します。
※図録には当館で展示されていない作品も掲載されています。
お問い合わせ
公益財団法人神奈川文学振興会
231-0862 横浜市中区山手町110 県立神奈川近代文学館内
TEL045-622-6666 FAX045-623-4841