神奈川近代文学館を支援する会

神奈川近代文学館を支援する会の趣意

県立神奈川近代文学館は、1984年(昭和59)横浜・山手に開館した近代文学の総合ミュージアムです。文化遺産である 文学資料を散逸から守り、県民の共有財産として整備、保存、公開しています。文学に対する理解と関心を高めることで、個性的で文化の香り豊かな神奈川を創 造していく施設として設立されました。文学館の管理・運営は、文学者を中心に組織された神奈川文学振興会に委ねられ、開館以来、当財団は文学館とともに歩み、多くの方々から貴重な文学資料の寄贈を受けて質量ともに充実した全国でも有数の文学ミュージアムとして認知されています。
しかし、昨今の〈活字離れ〉〈文学離れ〉の状況を考えるとき、さらにこの文学館の事業を周知する活動が求められます。2005年7月には「文字・活字文化振興法」も制定されました。私たちは神奈川近代文学館とともに神奈川文学振興会の活動を積極的に支援し、文学を愛する者の輪を広げ、会員と文学者との親 睦を深めてまいりたいと思います。
本会は2000年4月に「神奈川近代文学館をサポートする経営者の会」の名称でスタートしました。当初は県内の経営者を中心とする、文学に関心をもつ実業家の皆さんとともに協力の輪を広げてきました。その後、会員には多くの学校法人や個人も加わり多様化しています。そこで私たちはより以上に協力の輪を広げるため、神奈川近代文学館にも指定管理者制度が導入されたことを機に、会の名称を改め会員の拡大を図ってまいります。ぜひともご入会いただきますようお願い申し上げます。

2006年4月1日

<会長>
(株)有隣堂 相談役 篠﨑 孝子

<幹事>
(株)飾一 会長 岩宮 陽子
かをり商事(株) 社長 板倉 敬子
(株)鈴廣蒲鉾本店 会長 鈴木 智恵子
(株)近沢レース店 社長 近澤 弘明
(株)萬珍楼 社長 林 兼正
(学)横浜学園 理事長 田沼 光明